色々な誤解や勘違い、他人からの常識の刷り込みによって病気に振り回されている患者さんが多くいます。

「病院で腰の軟骨がすり減っていると言われた」
という患者さんがいらっしゃいました。

おそらく病院で言われたのは背骨の椎骨が狭まり、軟骨に似た柔らかい組織である「椎間板」が潰れてすり減っているということだと思いました。

さらに、ご本人は色々な整体やマッサージへ行かれてすり減った椎間板は戻ることはないのでうちでは治せないと宣言されてしまったのです。

そしてあるご縁で当院へ足を運んでくださったのですが、その患者さんは今まで他の治療で言われてきた知識によって、「治らないんだ」という思いが強く意識下に刷り込まれていました。

そして当院の施術を受けお帰りになりましたが、次の日は急に痛みだし、久しぶりに痛み止めを飲んだとのご連絡をいただきました。

それは、施術を受けたことにより普段縮こまっていた筋肉が引き伸ばされ痛みとして出たと考えられます。とお伝えしたところ安心してくださったようで、またご予約を取ってくださいました。

痛みが出ると、人は不安になりますが、痛みは治癒へ向かっているサインであり、正常な現象なのです。
痛みを感じなくなってしまったらそれは異常であり、病気に気がつかず向き合うことすらできなくなります。

痛むということはとても重要で、あって当然のものなのです。